この地に大蛇が住んでいて、これを退治するために神事が生まれたといわれています。祭が近づくと大蛇になぞらえた大縄をつくり、青竹が約200本用意されます。神事は白装束の青年たちが、青竹を手に境内になだれこみ、石段や石畳にたたきつけ、青竹を割りつくします。青竹がほとんど割られたころ、青年たちは大蛇を拝殿から引き出し、境内の内外を引きずり回した後、橋の上から大聖寺川へと投げ込んで、神事はすべて終わります。割られた青竹は、見物人が自由に持ち帰り、これで凧を作れば凧はよく上がり、箸にすれば歯の痛みも止まると伝えられています