誉田別尊 気長足姫尊 玉依姫命 水天宮
金沢市此花町11-27
此の神社は、安江八幡宮と称し、御祭神は古代日本の文化に偉大なる御功績のあった、誉田別尊(応神天皇)と気長足姫尊(神功皇后)と玉依姫命とをおまつりし、又相殿には天地創造の神である、天御中主神を始めとして、我々の大祖先である天照大御神、国土経営に大功あった大国主神等をおまつりして、今から約壱千百有余年前、即ち天慶2年に御鎮座になった、地方の名社である。江戸時代には前田加賀藩主又大聖寺藩主に崇敬せられまして、火防や病気平癒を祈られ、又社殿の修繕及祭器祭具を寄進せられた。神社の在る此花町(旧町名鍛冶町)は、以前安江鍛冶町と称して、多くの刀鍛冶のいた所で、有名な泰平・兼若等もここにいて、これらの刀鍛冶が水火の伝授を、必ず神社で行なった事から、今でも俗に鍛冶八幡さんと称するのである。以前は武蔵町・高岡町(旧町名栄町・石屋小路・高岡町下薮内)にまたがる、拡大なる境内であったが、慶長年間に現在の地へ遷座になったのである。
厚見 正充
各神社では神職が外祭等により不在する場合があります。
又、祈祷を受ける場合予約が必要な場合もあります。
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