武甕槌命 経津主命 天児屋根命 比咩大神
金沢市中村町16-1
当宮は平成21年に御鎮座1100年を迎えた。
貞享2年(1685)の六台泍山派山伏頭・蓮花院の由来書には「往古より中村に鎮座していたと伝がある」と記されており古来より氏子崇敬者の心の拠所として鎮座している。慶長7年(1602)より地蔵院という別當が奉仕し、本尊に薬師如来を安置し、後に春日明神の神霊を迎えた神仏混淆の神社であった。
中村はもと、旧伝馬町、蘭田町、物吉町の中央あたりまでが村地であって部落も犀川の右岸にあったが、城下の拡張で左岸の今の地に移され、このときにお社も一緒に移転し、現在の場所に鎮座した。
明治元年神仏分離令により別當が復職して神職となり、宝久寺を中村春日社と改称し、明治13年9月に郷社に列せられた。
また、拝殿は、旧金沢城二の丸御殿内に建立された舞楽殿(能舞台)を移築した金沢城内の数少ない建造物であ、平成16年には文化庁登録有形文化財に指定された。
多田 晃郎
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