大己貴命
金沢市西泉3丁目75
当社は創立年月不詳なるも、本村小字御馬地百番地に鎮座し、表・中の氏神として崇敬厚く、古来國造社と称す。又、同村小字的場六十九番地に相子(相河)の氏神として同名の國造社鎮座あり。共に明治初期に井手社と改称する。明治40年8月27日、三区に分れたる中央の現境内地を社地と定め、御馬鎮座の井手社を移転し、同時に的場鎮座の井手社を合祀する。翌41年4月8日村社の指定を受けると共に神饌幣帛料供進神社の指定を受ける。昭和12年に至り氏子39戸の10年に互る奉賛積立を基に石川県の許可を受け現今の社殿を造営する。更に昭和55年社殿を補修し社務所を新築、昭和61年1月社殿新築50年記念に祭具を新築する。当社には古く師走十三日イリコ祭と称する神事あり、今其起源詳かならず。当日氏子各戸より麦粉を奉尊し神慮を慰むなりと伝える。
田中 正真(春日神社 宮司)
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