大山咋神
金沢市湯涌荒屋町イ72
当社創立年代不詳。往古より産土神として仰ぎまつられている。しかも明治維新当時、湯涌の少彦社、田子島の八幡宮、羽場の八幡宮、上荒屋の日吉神社を合祀し、現在の地に鎮座す。今斎き奉る神は、大山咋神一柱なり。社殿向かって左の林中に、墓石の破片の様なものが、多く積み上げられている。これは往時その内より甕を発見し、古墳との説もあるが、合祀の際持ち込まれたものであろうか。元亀・天正の頃此の地は一向衆徒が戦い、後に佐久間盛政の為に撃退されたと伝えられ、佐久間盛政の士の墳墓であろうかと想像される。明治5年11月村社となる。
冨樫 浩一郎(藤棚白山神社 宮司)
076-261-9027