猿丸太神
金沢市笠舞3丁目23-21
猿丸神社は、金沢笠舞に鎮座し、猿丸太夫を祭神として奉祀してあります。神社の創立年代は今から約1000年程前の平安時代と考えられます。祭神は平安初期に奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しきと詠んだ著名な歌人で三十六歌仙の一人であります。この歌人が当地に逗留していたことは「猿丸宮集」序に「猿丸太夫の舊房の跡有。然はふりたる社有。名は猿丸の宮とあることから知られます。笠舞の地名も猿丸太夫がかぶっていた笠が風のため急に舞いあがったのを見て名付けたと伝えております。老杉に鉄釘を打込んで呪詛する丑の刻詣りの所として知られる境内は樹齢何百年という欅を中心とした杜で、氏子の人達に安らぎを与え、また当社の誇りになっております。
長谷 勝彦
各神社では神職が外祭等により不在する場合があります。
又、祈祷を受ける場合予約が必要な場合もあります。