天津日高彦火々出見命 豊玉姫命 稲倉魂神 応神天皇
加賀市橋立町ホ1甲
延喜式内社にあてられる古社。橋立の開祖石巣宿弥が景行天皇の17年に、大漁の神として泉の潤に奉斎したに始まる。光仁天皇の宝亀元庚戌年9月7日に石巣宿弥を氏神として合祀、出水の社と称す。その後社地は海中に没したため現在地の八幡社へ合祀。慶応2年2月蛭場山を開いて鎮守再建に着工し、明治4年西の宮見山の八幡社と東の宮番場山の薬師堂(国玉社)を遷座合祀、出水神社と改称。同16年郷社に昇格。同41年無格社稲荷神社を合祀する。古来漁業海運業の神として全国各地の尊崇篤く寄進物が多い。
熊田 亮(江沼神社 宮司)