菊理媛神 天照皇大神
小松市矢田野町31の65甲65乙番地
本社は無格社白山神社および村社矢田神社を明治42年3月15日に移転合併して御畠神社と改称した。白山神社は初め白山社と称し、延宝7年11月大聖寺藩老臣神谷内内膳が御畠に来て広橋五太夫等に実地測量させて、同8年2月開拓の工事を始め、小手ヶ谷水道即ち今の矢田野用水路を作り同年8月23日に完成させた。この用水により一万石の新田が造成され、その用水の取入れ口の勅使村宝狗山の上に一社を勧請し白山社と称し、拝殿を今の矢田野に建設した。元禄5年7月藩主前田利直はこの御畠一万石を弟利昌に分封して、廃藩になるまで社領五石一斗二升を寄進し、大聖寺慈光院を別当とさせて管理していた。明治22年白山社は飛び地なるため組替えて同24年白山神社と改称した。又矢田野神社は勧請の年月は不詳であるが、元神明社と称し、明治6年2月矢田野神社と変更した。現社殿は、平成2年に新築造営したものである。
橋本 靖治(若宮白山神社 宮司)
0761-65-2389