応神天皇
白山市一塚町1
創立は遠く1300年余前、斉明天皇の時代に国守の阿部比羅夫が宇佐八幡の御分霊を頂いて当地討伐に訪れた際、掠部川で馬を休ませた所、この村が海辺に接しているのを見て、軍気が大いに揚がり刃を血でぬらす事無く平定する事ができた。そこで神恩に感謝し祠を起こしたのが始まりとされる。かつて当社は今の村の西北端にあり、社殿も立派に備わっていたが、天正の戦乱に会い神宝をも失い、再建された社殿も昔のように立派なものではなかった。その後文禄年間手取川の氾濫の際、川尻となり、村民一同は相談して、村の東南端の一塚の地に社殿を再建し、祭具等すべて新調して大いに祀ったという。明治13年8月23日、八幡神社を一塚八幡神社と改称する。明治40年、本殿を新築し、昭和55年10月、拝殿、神饌殿、渡殿等を改築し、社頭は益々荘厳となった。
髙畠 正寿(松任金剣宮 宮司)
076-275-0783