大山咋神 大己貴神 天照大神
白山市美川南町ヌ167
藤塚神社の創建は寿永年間、美川町はその昔『藤塚』と称し社名の由縁である。『山王権現』にはじまり『藤塚山王』、明治元年『本吉日吉神社』同年『藤塚日吉社』、明治7年『藤塚神社』に改称され、前田斉泰公御染筆の扁額を賜る。明治12年には県社に列せられる。境内の大欅は(樹齢450~550年)当地方では最古のものである。社は明治維新まで神仏習合であり、石垣塀は寺院形式で珍しくその面影を残している。また、当社の春季祭礼『おかえり祭り』は、平成13年石川県無形民俗文化財に指定され、天保7年に廻船業・紺屋三郎兵衛(竹多氏)より寄進された大神輿は現在、白山市文化財に指定されている。紋付き袴に白襷姿で行う祭りは全国でも珍しく、安政4年、京都・仁和寺(御室御所)より、菊花紋章入り神輿の日覆、守護の鉄棒、正一位日吉神社の社頭額が下賜されたことに敬意を表したものと言われている。
藤基 辰正
各神社では神職が外祭等により不在する場合があります。
又、祈祷を受ける場合予約が必要な場合もあります。
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