田心姫命
輪島市海士町舳倉島高見2
延喜式内社にあてられる古社。往古は西宮あるいは舳倉権現と称えたという。近世初期、筑前国より渡来の海士又兵衛以下12名が舳倉島を根拠として漁業を営むようになって深く崇信し、海士の故郷宗像神社の信仰と相まって、当社を産土神と仰ぐようになった。近年になって漁業の近代化、化のため、昭和50年、市内鳳来山麓に社殿を新築し、本社と末社の祭神の御分霊を奉斎して祭祀を行う。当社所蔵の千石積み渡海船の模型一隻と板図2枚は市重要文化財。
大竹 亮(輪島前神社 宮司)
0768-22-3835