奥能登一円の農家で毎年12月5日に行われる田の神様を自宅にお招きし、その年の一年の収穫に感謝する「田の神様まつり」。
各家々で内容は異なるようですが、代表的なものは、家の奥座敷に種もみの俵を一対据えて神座を設け、二俣の大根をのせます。
田の神様は夫婦神で目が不自由。主人は田圃に出向き丁寧にお導きし、入浴していただいた後、座敷に案内します。
手作りの栗の木の箸をのせた御前に、真心をこめて作ったご馳走でおもてなしします。
田の神様は、その家でゆっくり年越しされ、2月9日に「田の神送り」(同内容のもてなし)で田圃に帰られます。国指定重要無形民族文化財です。
また、ユネスコ無形文化遺産(世界無形遺産)に登録されました。