兄の源頼朝に謀反を疑われ、追われる義経が奥州平泉へと落ちのびる途中、石川県内各地に伝説を残しています。
能「安宅」、歌舞伎「勧進帳」でお馴染みの小松市の安宅住吉神社。
安宅の関を無事通過することを祈願し義経が植えた「牛若松」がある小松市の兎橋神社。
白山に武運を祈願し夜通し神楽を奏し義経が腰掛けたとされる石が残る白山市の金剱宮。
弁慶が冨樫氏の館を訪ね時、軽々と投げた大岩がある野々市市の布市神社。
冨樫氏の館を訪ねた弁慶を待ち義経一行が一夜を明かした「一夜泊まりの宮」と呼ばれる金沢市の大野湊神社。
冨樫氏が義経一行に追いつき、義経の勇気と弁慶の知恵に感服し酒を差し入れ宴を開いた金沢市鳴和の鹿島神社。
義経一行が運悪く大嵐に遭い三崎権現で航海安全を祈願した。
海が穏やかになったことに感謝し、義経は「蝉折の笛」を弁慶は「短刀」を奉納し今も宝物として拝観できます。
また、境内には「義経駒の爪石」が残る珠洲市の須須神社等があります。